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もともと工期短縮や仮設利用など、設計や施工する方にメリットの多かった鉄骨階段。その最大の課題は“音”と“錆”でした。特に集合住宅などでは、足音の響きや、錆といった深刻な問題が、住民の方々を苦しめてい;ました。ヨコモリは素材やめっき処理に徹底してこだわり、鉄骨階段に高い静音性と防錆性をプラス。こうして、開発されたZ55−FRC階段は、施工する方だけでなく、利用される方にも心地よい製品として厚い信頼を得ております。
集合住宅などで散見される夜間昇降時の騒音問題。この音の課題を克服するために、ヨコモリは鉄骨階段の踏板素材に着目しました。暮らす人々の立場に立って、それまでよく使われていた音の響きやすいチェッカー踏板ではなく、繊維を混入させた強化コンクリート踏板を採用し、従来の鉄骨階段に比べ、静音性の飛躍的な向上を実現しました。


▲騒音測定試験
【チェッカーとFRCの騒音レベルの比較】
巾1.2mの踏板1段を供試体とし、ゴルフボールを高さ30cmより踏板中央部に落下させたときに発生した騒音を、前方1m、床1.2mの位置にて測定。チェッカー踏板に比べ、FRC踏板の優れた静音性が実証されています。

音と並んで鉄骨階段のもうひとつの課題である錆。錆は鉄骨階段に、美観の問題だけではなく、強度的な危険性も及ぼしてしまいます。ヨコモリは外部階段も組立式であることを活かし、高圧送電線の鉄塔でも使用されている皮膜、1平方メートルあたり550g(70〜80μ)の溶融亜鉛めっきを採用しています。柱、ササラ桁などの鉄部に、溶融亜鉛めっき処理を施すことで、都市・海岸地帯で約30年以上という高耐食性を実現。錆を防ぐことで意匠性と階段としての機能性を持続し、より長く安心してご使用いただけます。
* (社)日本溶融亜鉛鍍金協会のデ一夕による推定値。実際の環境下では耐用年数が変動する場合があります。
ペンキ仕様の
  チェッカー階段
Z55−FRC階段


▲溶融亜鉛めっき処理を施した施工例
1.保護皮膜作用

亜鉛めっき表面に緻密な錆の薄膜が生成し、この緻密な錆の薄膜が強力な保護皮膜となって、その後の腐食が進行しにくくなります。
2.犠牲防食作用

亜鉛めっき皮膜になんらかの理由でキズが生じた場合、周囲の亜鉛が陽イオンとなって鉄の腐食を抑制し電気化学的に保護する犠牲防食作用を有しています。

【亜鉛めっき面への塗装】
溶融亜鉛めっきは鉄部の錆を防ぐために施す防錆下地処理です。めっき面には溶融亜鉛めっきの特性上、やけ、かすびき、白錆などの諸現象が見られます。クロムめっきのような装飾的なめっきとは異なりますので、美観的な要素が求められる場合にはめっき面への塗装をお薦めいたします。また、適切な塗装系を選択してめっき面上に塗装した場合、二重防食となり鋼構造物の耐久性はさらに向上します。

工 程
塩化ゴム系塗料仕上げ
ポリウレタン樹脂塗料仕上げ
下地調整
油分の付着は脱脂洗浄する。
付着性を確保するために、スイープブラスト処理(SPSS ZD Ss以上)を行う。
ブラスト処理が難しい、複雑形状の小部材は屋外で暴露し、白錆を除去した後、塗装しても良い。
下 塗
塩化ゴム系塗料下塗
亜鉛めっき面用エポキシ樹脂塗料
中 塗
塩化ゴム系塗料中塗
ポリウレタン樹脂塗料中塗
上 塗
塩化ゴム系塗料上塗
ポリウレタン樹脂塗料上塗
▲めっき橋懇談会(日本橋梁建設協会と日本溶融亜鉛鍍金協会から構成)で定められた、溶融亜鉛めっき新設時の塗装仕様例。

耐用年数と腐食速度
亜鉛付着量550g/m²の場合で、めっき皮膜の90%が消耗するまでの期間。
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